怪しい少年少女博物館

■場所 静岡県伊東市



今回はわたくし、マッチーがレポートさせていただきます。


車で移動中、僕達は怪しい看板を発見しました。

その名も 『怪しい少年少女博物館』

いかにも怪しいですね…いったいどんな博物館なのか…

少年少女のための怪しいモノが見られる博物館なのか…

はたまた怪しい少年や怪しい少女が見られる博物館なのか…

いずれにしろ、僕達の知識では想像がつきません。

と、いうことで、『百聞は一見に如かず』の精神で、

その博物館に寄ってみることにしました。

博物館に到着


とりあえず、目的の博物館には到着しましたが、

道中に見た看板に具体的な内容は一切無かったので、

入場料などを確認するために、まずは紳さんが偵察に…

怪しい博物館…できれば、高いお金は払いたくない…

しかし、偵察から戻ってきた紳さんが

「入場料、大人一人1000円だって」



1000円!?

それって安いの? 高いの?



…協議の結果、これは高いだろうという判断。

入るのはやめようという方向に話が進んでいきました。



だがこの時、僕の心の声はこう言っていました。

(このまま何も見ずに行くのか? お前はそれで満足か?)



次の瞬間…



「俺一人だけでも行ってきちゃダメ?」



…てなわけで、しっかり中の様子をレポートするという条件で、

みんなの了解をいただき、中に入ることに…

ただ、僕一人ではレポートに不安が残るので、

ナタクを助っ人として連れて行くことに…



こうして、我々二人は博物館へと足を踏み入れました…



さて、館内に入ってざっと周りを見回すとそこは…


一言で言うなら、『昭和30年代、40年代』

もっとも、昭和40年代なんて僕が生まれる前なので、

自分の勝手なイメージによるものですが…



館内にあるのは昭和30年代を思わせる服装のマネキン、

当時の学校給食の再現(あくまでも予想)、etc…

ジャンルを問わず、一昔前の産物がずらりと展示されているみたい。


一昔前と思われるの服装のマネキン達


戦後の給食(予想)…って今も戦後か…


なるほど…今の子供達に当時の様子をよく知ってもらうということか…?

ということは少年少女のための博物館ということなのか…

少なくとも、一見しただけならそう思えなくもない。

しかし、さらに奥に進んでみるとそこには…


たぶん水夫さん


 ペコちゃんとゴジラの夢(?)の共演

某アニメの張りぼて(ほぼ等身大)


これだけじゃない…

当時のアイドルのポスター

アニメのフィギュア、プラモデル

マネキンの衣装も実に様々で、

寅さんから阪神タイガースのユニフォームまで…

挙げればキリが無いです。



なんていうか…統一性がない気がする。

だんだん『怪しい』の意味が分かってきたような…


 巫女さん


これは、見えにくいけど巫女さんのマネキン。

胸が丸見えだったので、とりあえず触っときました…(笑)



ところでこの巫女さんの周りにある白いもの、というか紙…

これ、全部おみくじが結ばれているのです。

ここ以外にもいろんな場所に大量のおみくじが結んでありました。

このおみくじは1回100円。恋愛に関するおみくじのようです。



しかし、これだけの量のおみくじが買われてるってことは、

ここって結構、いや、かなり来客人数が多いんじゃないのか…?

ちなみにこの時のお客さんは、ナタクと僕以外には、

2、3組いただけ。その人達も、5分もすれば館内からいなくなってる。

失礼ながら週末でこの状態なのに、推測される来客人数は多い…

これは、どういうことだ? 怪しい博物館だからか?

怪しければ、こんな矛盾が起きても許されるのか…?

もう、分かりません…



さらに奥に進むと、今度はなんとゲーム機が…


 3台だけ置かれていたゲーム


写真の手前のゲームが調整中と書かれている。

てことは、もしこのゲーム機が調整中じゃなければ、

ここでゲームができるってことだよな…?

こんなマネキン達に囲まれた空間でゲームするのかよ…



ある意味、ここまで見た時点で1000円分堪能しているのかもしれない…

しかし、残念ながらこれは館の1階にすぎない。

この館にはどういうわけか2階というものが存在する。

調査任務を果たすためには2階もちゃんと見なければ…

いったいどんなキワモノが僕達を待っているのやら…



2階に上がると、まず目に飛び込んでくるものは妖怪。

 のっぺらぼう


 フランケンシュタイン


うむ…だんだん怪しさが増してきたぞ…

妖怪ものっぺらぼうを始め、からかさお化け、

ろくろっ首などの一般的に知られる妖怪がずらり。

2階は主に妖怪を紹介するフロアなのかな…

なんて思ったら、そんなことはありませんでした。





 めっちゃ怖いんですけど…


こういう時の人形って怖いんだよね…

特にこの上の人形の写真(カメラ目線の方)。

わたくし、チキンハートの持ち主ですので、

こういう怖いのは、ちと苦手でございます。



さらに行くとこんなのまで…


 ミイラ


 骸骨いっぱい


これは、怖いというよりは気持ち悪いですね…

上のミイラの写真を見ると、どういうわけか

ミイラの奥に女の子のフィギュアがあるんですよね…

やっぱり2階も統一感がないのか…

どういうコンセプトでこれらを選んだのかが僕には理解できません。


 これ着て街を歩くのはちょっと…


怪しさはさらに暴走し、ついには…

裸の女性が描かれたトレーナー…ですか。

これは少年少女には見せちゃまずいでしょ…

さらに、写真には写ってないけど、このトレーナーの後ろの壁には

実はアイボの写真が貼ってあるんですよ。

ええ、あのワンちゃんのアイボです。

もう、ジャンルがばらばら…わけわかんねー。



2階の怪しさはまだまだ終わらない…

通路を歩いていると、誰かが下を見ているではないですか。

近寄って見ると、それは人ではなくてマネキンでした。


 1階を見つめるマネキン


 飛び出た内臓を手でおさえてる


正面に回って見ると…な、なんと…

内臓が飛び出してる…グロい…

近くで見ると表情もちょっと怖い…




あまりにビックリしたおかげで、わたくし、

服とメガネが吹っ飛んでしまいました。

グロいモノも結構苦手です。

なんせ、チキンハートですから…



2階は怖い、グロい、キモい…の3拍子。

これは、精神的ダメージがかなり大きいです。

でも、中にはこんなものも…


 撮影.ナタク


おお、これはナースさんですか…

怖くない、グロくもないし、当然キモくもない。

ああ…2階の最後に見たのがこの人でかなり救われたよ…

しかも、この写真のアングル、なかなかセクシーです。

さすがはナタク、一流の撮影技術を持つ男だ。

助っ人がキミで良かったよ…



と、こんな感じで2階も終了。

全体を通して見ればなるほど、怪しい博物館ね。

納得するには十分過ぎました。

さて、じゃあ出ようか…と、思っていたら


 


こんな標識を見つけてしまいました。

怪しい夜の学校…? まだ、何かあるって言うのか…?

でも、見つけたからには行かないわけにはいかないので、

怪しい夜の学校とやらへ行ってみることに…



 首だけのマネキンがお出迎え


今までいた建物のすぐ隣にあるこの夜の学校、

どうやら、お化け屋敷のようです。

ここも博物館の一部だろうから、当然調査しなければ…

しかし、困ったことにナタクと僕は二人ともお化け屋敷は苦手…

中に入りたくはない…がここまで来て調査しないわけにも…

結局、頑張って中に入ってみました。





うん、まさにお化け屋敷だ…それ以外の何者でもない…

何枚か写真撮影を試みましたが、上のように、

基本的にネットがあるので、なかなかいい写真は撮れずでした。

とりあえず、僕の寿命が縮まったことだけは間違いないです。



そんなこんなで、調査も終了。

怪しい博物館であることは間違いありませんでした。



任務も無事に終えたので、次の目的地に向かって出発…

すると、駐車場の出入口になにやらお見送りの方が…





一匹は…ゴリラですね。

そして…





誰だ、こいつは…?

いや、むしろ何だ、こいつは…?

哺乳類…ではなさそうですね。

爬虫類ともちょっと違うみたいだな…

妖怪かしら…?



もう、最後の最後まで怪しさいっぱい。

そして、ツッコミどころがいっぱいの博物館でした。

 




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